なんでそうなるの?STAR WARSのフランス語

はじめに

Bonjour ! HIKARUです!

今回はSTAR WARSシリーズ最終章「スカイウォーカーの夜明け」を記念して、
「フランス語で翻訳したらおかしくなっちゃったキャラクター達」を紹介します!



日本では外国作品のキャラクター名を全てカタカナで表記するため、基本的にすべて原版に近い呼び名が付きますよね?

一方でフランスでは場合によってはキャラクターの名前をフランス語で翻訳してしまい、原作ファンから非難を浴びることもあるんだとか…

今回は第1作目エピソードIV が公開された1977年当時のフランス語名を紹介します!

今回紹介したキャラクター名のほとんどは1990年代のリニューアル時に英語表記に統一されています。そのため現在のバージョンで今回ご紹介する「不思議な仏語訳」を確認することはできません。

R2-D2

英語名: R2-D2
仏語名: D2-R2

映画作品全てを通して出演している唯一のキャラクター R2-D2。マスコットとしてもその人気は未だに衰え知らず。

そんなR2-D2ですが、フランス語ではなんと “D2-R2” …
前後が逆になってしまいました…

なぜこんな変更がなされたのか…
今ではもう、誰にもわかりません…

C-3PO

英語名: C-3PO
仏語名: Z-6PO

こちらもR2-D2同様、全ての映画作品に出演している唯一のキャラクター。

600万以上の宇宙言語を操る機能が備わってる設定でしたが、どうやらフランス語には苦戦したようですね…
“C-3” の部分が “Z-6” になってしまいました…

ちなみに、
このキャラクターが “C-3PO” と名付けられた理由は特に無いそうな。先に名前が決まった “R2-D2” の相棒として相応しい文字列、というだけだったそうです。

では、なぜそれが “Z-6” になったのか…
謎は深まるばかりです…

ルーク・スカイウォーカー

英語名: Luke Skywalker
仏語名: Luke Courleciel

エピソードIV ~ VI の主人公、ルーク。
本作の監督ジョージルーカスのニックネームから名付けられたキャラクターなんだそうな。

フランス語名は…?
名前の部分は同じ、しかし名字が変わってしまった。

詳しく見てみると…
英語: Sky (空) + Walker (歩く人)
仏語: Cour (走る) + Le ciel (空)
となります。

つまり、
アメリカで空を歩いていたルークさんは、フランス上空では急に走り出しちゃった、といった具合でしょうか…?

ハン•ソロ

英語名: Han Solo
仏語名: Yan Solo

アメリカ西部開拓時代のカウボーイをモデルに誕生したキャラクター、ハンソロ。
前項のルークとは対象的に、名前の部分が変わってしまいました。

わかりやすくカタカナ表記すると、
「ハンソロ」が「ヤンソロ」に…

少し、中華系の香りがしますね。

チューバッカ

英語名: Chewbacca
仏語名: Chique Tabac

「チューイ」の相性でおなじみ、ハンソロの相棒チューバッカ。ジョージルーカスの愛犬からインスピレーションを受けて生まれたキャラクターです。

英語名の由来が
「噛み (chew) + タバコ (tabacco)」
という説がありますが、

フランス語でもまさかの
“Chique (噛む) + tabac (タバコ)”
が採用されました。

チューイがタバコを吸うシーン、あったかなぁ…?

ミレニアム・ファルコン

英語名: Millenium Falcon
仏語名: Millenium Condor

ハンソロとチューバッカが乗っていた宇宙船、通称「ファルコン号」。

英語では「ハヤブサ (falcon) 」でしたが、フランス語では鳥の種類が変更され「コンドル」になりました。

う〜ん…ハヤブサの方が早そうですが…

ダースベイダー

英語名: Darth Vader
仏語名: Dark Vador

Star Warsにおける最強の敵といえばダースベイダーでしょう。現在でも色々な場面/作品でオマージュが登場しますね。

英語名 “Darth Vader” の由来は「ダークファーザー」をもじったものだそうな。
( “Vader” はオランダ語で “Father” )

フランスでは現在でも “Dark Vador” の訳が使われています。
一見、違和感が無いようにも思えますが、その発音は「ダークバドー」。
微妙に響きが違い、私としては「ん?」と鼻につく感じがします。

デススター

英語名: Death Star
仏語名: Étoile Noire

エピソードIV ~ VIで猛威を奮った帝国軍の兵器デススター。

英語では「死(death) + 星(star)」でしたが、
仏語では「黒い(noire) + 星(étoile)」に変更。
まぁ色が黒いのは確かですがね……

ちなみに、
現在では英語名に従い、
“Étoile de la mort” (死の星)
に変更されています。

ターキン総督

英語名: Governor Tarkin
仏語名: Seigneur Tarkan

デススターの司令官にして帝国軍皇帝パルパティーンに次ぐ権力を持っていたターキン総督。

敬称として
英語では「要塞司令官」を意味するGovernorが与えられましたが、
仏語では「閣下」を意味するSeigneurが与えられ、さらに名前の発音も少し変更されて
「セニョール•ターカン」になりました。

「セニョール」だなんて…
おフランスな感じが出てますね。

スピンオフ映画「ローグワン」(2016)で、まったく別の俳優(Guy Henry) がモーションキャプチャーを用いて先代の俳優(Peter Cushing: 1994年死去)を蘇らせたのは驚きでした。

ちなみに同作品エンディングのレイア姫も同じ技法で別の女優(Ingvild Delia)が演じています。

番外編
ライトセーバー

英語名: Lightsaber
仏語名: Sabre Laser

STAR WARSといえば、ライトセーバーですよね。
基本的に全てのジェダイは青か緑ですが、メイスウィンドウ(画像中央)に限っては例外的に紫です。なんでも演じた俳優 (Samuel L Jackson) が「俺は絶対に紫がいい!!」って監督に直談判したんだとか。

STAR WARS好きなら誰もが1度は「ヴゥ〜ンヴゥ〜ン」とやったことあるんじゃないでしょうか。

英語名は”Light” (光線) + “saber” (刀)
仏語名は”Sabre” (刀) + “Laser” (レーザー)
この通り、これはきれいに翻訳されていますね。

しかしながらフランス語版では発音が全然違うんです。
「サーブルラゼー」 [sɑːbʁ-la-zɛːʁ ] と発音します。

これが原因で、以前フランス人の友人とSTAR WARSについて議論した際は、相手が何を言っているのか聞き取れず何度も聞き返してしまいました。

ちなみに、初期の日本語訳では「光線剣」や「電光剣」などが当てられていたそうな。
う~ん… こっちのほうがダサい…

まとめ

フランス語のキャラクター名、楽しんでいただけたでしょうか?

フランス語で名前が大きく変わってしまうキャラクターはSTAR WARSシリーズ以外にもたくさんあります。例えば、私が愛してやまない「ハリーポッター」シリーズや、ディズニーキャラクターなんかも…、探せばいくらでも出てきます。

今後はその辺を中心にまとめて投稿していきたいと思います!

ところで、
今月末、いよいよSTAR WARS最新作エピソードIXが公開されますね!

この投稿を機にSTAR WARSシリーズに興味を持ってくださる方が増えてくれたらうれしいです!

À la prochaine fois !!

画像はすべてSTARWARS公式サイトから引用させていただきました。

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プロフィール

HIKARU

群馬県出身 筑波大学在学中

2019年8月~2020年7月
フランス ボルドー大学に留学中!
専攻:文化人類学, フランス語

イスラム教文化を調査しています!

趣味:国際交流, 映画, 旅行, カラオケ