家畜で学ぼうフランス語単語

Bonjour ! HIKARUです!!

今回はフランスで飼育されている家畜を紹介したいと思います!

日本で一般的な牛、豚はもちろん、フランスではその他にも様々な動物が飼育され、フランス料理を彩どる食材として利用されています。

さらに同じ種類の動物でも性別や成熟度により呼び名が変わるのがフランス語の特徴。
それぞれの動物がフランス語でなんと呼ばれ、どんなふうに利用されているのか一つずつ見ていきましょう!

ちなみに
以前投稿した「鳥肉から学ぼうフランス語単語」をまだ読んでないそこのあなた!
リンクを貼っておくの、こちらも読んでくださいね!

PORC ポール

  • 男性名詞:un porc
  • 発音記号: [ pɔːʁ ]

意味は日本でもおなじみ「豚 / 豚肉」です。

英語で「豚肉」を意味する “PORK” に似てますね。

フランスでは生肉の販売はもちろん、ハムやソーセージ、パテなどの加工肉としての利用も盛んです。

ちなみに豚を意味する単語はもう一つあり、COCHON (コション) [ kɔ-ʃɔ̃ ] といいます。

この単語をどんなふうに使うのかというと…?

フランスのママ

« Arrête de manger comme un cochon !! »
「(豚みたいに)意地汚い食べ方するのやめなさいよ!!」

こんな風に使います。
日本と全く同じ表現をフランス人も使ってるなんて、面白いですね!

BŒUF ブフ

  • 男性名詞:un bœuf
  • 発音記号:[ bœf ]

意味は「去勢された牡牛」です。
食肉用に去勢されたオスの牛のみを意味します。

フランス語で「牛肉」にあたるのがこの “bœuf” です。

クエスチョン「なんで去勢するの?」

オスの牛は本来、非常に攻撃的で気性が荒いのが特徴です。反抗期のヤンキー、といったところでしょうか。そんなオス牛を去勢することでその勢いが落ち、攻撃性を失わせることで肉質を良くする効果もあるんだとか。

日本でも一般的に出回っているのは、この「去勢された牡牛」です。

VACHE ヴァシュ

  • 女性名詞:une vache
  • 発音記号:[ vaʃ ]

意味は「乳牛」です。
メスです。

こちらは食肉用ではありません。
ご存知の通り、牛乳はもちろん、チーズやヨーグルトなどの乳製品用ですね。

フランスのチーズには牛乳以外にも羊やヤギのミルクを使ったチーズがありますが、チーズのパッケージに “VACHE” と書いてあればそれは原料が牛乳であることを示しています。

VEAU ヴォ

  • 男性名詞:un veau
  • 発音記号:[ vo ]

意味は「仔牛」です。

見慣れない漢字ですが、「子供の牛」です。

具体的には生後1年以内の仔牛を指します。

まだ乳離れしておらず、ミルクだけを飲み、牧草を食べていない仔牛。その肉は脂身が少なく、きめ細やかでとても柔らか、さらに牛肉特有の臭みも少ないんだとか。

日本ではあまり見かけませんが、フランスでこの「仔牛の肉」はとってもポピュラーな食材。

その柔らかさを活かした「仔牛のカツレツ」や「仔牛のソテー」、ぶつ切りにした脚を煮込んだ「仔牛のシチュー」なんかも有名です。

TAUREAU トロー

  • 男性名詞:un taureau ( 複-x )
  • 発音記号:[ tɔ-ʁo ]

はい、まだまだ牛は続きますよ!

意味は「去勢されていない牡牛」です。

前述の “bœuf” は「去勢された牡牛」でしたが、こちらの “Taureau” はまだ去勢されていません。
つまり、気性の荒い暴れん坊の牛です。

主な利用は、そう、「闘牛」。
スペインを代表する闘牛はフランス南部でもさかんです。

ちなみに、このTAUREAUも食用肉として出回っていますが、その歴史は少し残酷。

その起源はというと…
闘牛で牛と人間が戦い、牛をヤリで刺し、刺し、刺し、刺し、刺しまくり、力尽きた牛を吊るし上げ、真っ二つにし、ほとばしる血で沸き立った観客がその肉を分け合い宴をする…
というものだったそうな。

う〜ん…

ヨーロッパの歴史を感じますなぁ…

フランス革命期のギロチン処刑の際、処刑をより近くで見るために席取り合戦をし、吹き上がる血を浴びながら、転がる生首を横目に酒を分かち合った、なんて話がありますが、

フランスのみなさん、暴れ牛より荒っぽいですね…

MOUTON ムトン

  • 男性名詞:un mouton
  • 発音記号:[ mu-tɔ̃ ]

意味は「牡羊」です。
オスです。去勢されてます。

食肉用です。
日本でもジンギスカンでマトンたべますよね。

ちなみに、
マトン(Mutton)は英語
ムトン(Mouton)はフランス語です。

似てますね〜〜

BREBIS ブルビ

  • 女性名詞:une brebis
  • 発音記号: [ bʁə-bi ]

意味は「メスの羊」です。

こちらもまた、ミルクを搾る用。
羊のチーズはコッテリ濃厚。少しクセがありますが美味しいですよ!

AGNEAU アニュ

  • 男性名詞:un agneau
  • 発音記号:[ a-ɲo ]

意味は「子供の羊」です。

こちらも仔牛同様、柔らかなお肉が特徴的で、フランス料理の定番。

「子羊の背肉のロースト」
フランス料理の代表格ですね。

CHEVAL シュバル

  • 男性名詞:un cheval ( 複-aux )
  • 発音記号:[ ʃə-val, -vo ]

意味は「馬」です。

日本でも「馬刺し」を食べますが、フランスでも食べます。

大きめのスーパーに行くと簡単に見つかりますが、値段はやはり高め。高級食材です。

ちなみに、私の友人のフランス人は

とある
フランス人

馬はあんまり食べないよ。僕は食べたくないな。だって馬は昔から人間の友達だもん。馬を食べるなんて犬を食べるようなものだよ。

と言っていましたが、
まだ1度も馬肉を食べたことがない私は

「いや、俺は食べたい!!」

って返事しましたがね。

CHÈVRE シェーブル

  • 男性名詞:un chèvre
  • 発音記号: [ ʃɛːvʁ ]

意味は「ヤギ」です。

主にメスヤギを指すそうですが、一般的に「ヤギ」というと “Chèvre” です。

フランスで “CHÈVRE” というとチーズが有名です。
このシェーブルチーズ、チーズ単体で食べるのはもちろん、サンドイッチを始め、様々な料理に使用されています。

「ほうれん草とシェーブルチーズのラザニア」
「シェーブルチーズと牛肉のラビオリ」
「ハチミツとシェーブルチーズのピザ」etc.

お腹が空いてきました…

シェーブルチーズについては別投稿でまとめたので、そちらもどうぞ。

SANGLIER サングリエ

  • 男性名詞:un sanglier
  • 発音記号:[ sɑ̃-gli-je ]

意味は「イノシシ」です。

こちらは家畜ではなく、”GIBIER” (ジビエ)と呼ばれる「狩猟動物」です。
ハンターが山に行って猟銃でズドーン!と…
野生動物を狩ってきます。

狩猟に頼り、安定的な供給ができないことから、生肉としてはあまり市場に出回りません。

フランスで一般的なのは、イノシシの保存肉(Charcuterie)です。
イノシシ肉を加工し、干し肉などにすることで長期保存を可能にしてから販売されています。

CERF セール

  • 男性名詞:un cerf
  • 発音記号:[ sɛːʁ ]

意味は「シカ」です。

こちらもイノシシ同様、野生動物です。

狩猟でしか手に入らない上、シカを狩るのはかなり困難。とてもレアな食材です。
そんな理由から、その他の狩猟動物の中でもトップに君臨する超高級食材として知られています。

その肉は脂身が少なく、高タンパク、低カロリー、さらに鉄分やミネラルが豊富。
高級フレンチのメイン料理として提供されるそうです。

先月フィンランドでトナカイ肉は食べてきましたが、どうでしょう、似てるんでしょうかね?
ちなみに、トナカイの煮込みは絶品でした!フィンランド旅行に関してはコチラの投稿をお読みください!

おわりに

この投稿を通してフランスにおける食肉文化の豊富さがみなさんに伝われば嬉しいです!
フランスに来た際は、是非御賞味あれ!!

長文お読みいただきありがとうございました!
À la prochaine fois !

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プロフィール

HIKARU

群馬県出身 筑波大学在学中

2019年8月~2020年7月
フランス ボルドー大学に留学中!
専攻:文化人類学, フランス語

イスラム教文化を調査しています!

趣味:国際交流, 映画, 旅行, カラオケ